恐怖のパーマ
いっちゃんです。
学生の頃、パーマに憧れていました。
くりくりしてて。
可愛くて。
でも校則で禁止されていたので無理。
そして、初めてパーマをかけられる時が来て。
数日前からヘアカタログとか見て、ワクワクしながらどんな感じにするか悩んだり。
当日、意気揚々と美容院のドアを開ける私。
颯爽と椅子に座り、優雅にオーダーを済ませて雑誌を読みながらその時を待ちました。
「終わりました。いかがですか?」
の声に顔を上げると。
あれ?私、葉加瀬太郎でお願いします!って言うたかな?
私は可愛くなろうと思って来てんで。
ファンキーにさせてどうするねん。
もう、生き方変えなあかんやん。
ファンキーに生きて行くしかないやん。
家にサイケデリックな服あったかな。
私が固まっていると、美容師さんが
「ちょっとパーマ強かったかな?」
と、信じられない発言。
え、これちょっとですか。
本気で言うてる?
あなたのちょっとの基準が分からん。
葉加瀬太郎はちょっとパーマ強い部門なん?
これはちょっとなんやな。
「ちょっと強いですね。。」
震えそうな声で私が言う。
すると、美容師さんはハードなムースとブラシでパーマを伸ばしにかかる。
そんなもんで葉加瀬太郎がいい感じのゆるふわパーマになるかボケ。
暴言吐きそうになるのを堪えて
「パーマ強すぎるので、ちょっと伸ばしてもらっていいですか」
お願いしました。
美容師さんは
「そうですか。わかりました」
とパーマ伸ばしてくれました。
葉加瀬太郎の美容院行く前ぐらいには伸びましたよ。
太郎のパーマ取れかかりぐらいです。
でも、太郎らしさは失われていません。
太郎らしさいらんねん。
もう失いたいよ。太郎らしさ。
しばらく太郎っぽさをなるべく消して生きていました。
とにかく広がる髪を纏めてくくり、パーマ強めな人ぐらいにはなっていたんじゃないでしょうか。
あれからパーマはかけていません。
ゆるふわしたかったら、熱い熱い棒で巻けばいいんですよ。
葉加瀬太郎さんは素晴らしい方です。
でも私には太郎らしさ要らないので。
いつも応援してくれてありがとうございます
ハイタッチしてくれるとうれしいです😆