食道アカラシアになった話(15)ー入院で考える、病気に向き合う気持ちー
いっちゃんです。
お久しぶりの食道アカラシアのお話です。
前回のお話
断乳に泣き、母にスマホの特訓
最初から読むならこちらへどうぞ。
これは10年以上前の話。
今は食事も詰まることなく普通にできるようになりました。
ですが、完治ではありません。
食道アカラシアとは
食道アカラシアとは、食道と胃の境部分の筋肉の緊張が強いために食べ物が胃に流れにくくなっている状態です。そのため、食べ物のつかえ感や胸痛があります。また、吐き気や嘔吐をきたすこともあります。症状が軽度の場合には、薬による内科的治療や内視鏡的治療が行われます。中等症から重症の場合には、手術が必要となります。食道アカラシアは、10万人に1~2人程度に発症する比較的稀な病気です。
※注 私の経験は10年ほど前の話になります。今は食道アカラシアの診断方法や治療方法も変わっているかもしれません。症状がある方は早めに医師に相談してください。
手術日の3日前。
この日から入院。
私は朝から1歳になりたてのひーちゃんの動画をスマホで撮影しまくっていました。
ひーちゃんは、今日から2週間ママが居なくなることも知らずにマイクのおもちゃで遊んでいる。
可愛すぎて泣ける。
寂しいよ。
愛情と変態は紙一重。
「そろそろ行くよ」
送ってくれる旦那に言われ、ひーちゃんとの別れを惜しみながら病院に到着。
ひーちゃんは母とお家でお留守番。
旦那と2人で入院手続きを済ませます。
手続きのために診察券を出すが、他の病院の診察券だった。
数日前から何度も確認していたのに。
私の確認は無駄。
と頭をよぎる。
仕方ないので、新たに診察券を作ってもらった。
ピカピカの診察券。
手続きを済ませ入院受付の待合室で待っていると、3人の入院患者が集まった。
そこに看護師さんがお迎えに来てくれました。
私と母より少し若いおばさまが同室。
おばさまと「よろしくお願いします」と挨拶しながら自分のベッドに到着。
引き出しなどに荷物をセッティングし、パジャマに着替える。
しばらく旦那とおしゃべりしていると、点滴開始。
手術日まで絶食の私。
つまらないので、主治医が来た時に「飴食べてもいい?」とダメ元で聞いてみる。
甘さが欲しい。
すると、意外にも「いいよ」と言ってもらえた。
ラッキー!
飴持ってきてよかった!
どんだけ食べたいねん。
旦那に「もういいよ」と帰ってもらう。
私は今元気やし、一緒にいるよりもひーちゃんの側にいてあげて欲しい。
私はその後本を読んだり、漫画を読んだり、音楽を聴いたり。
こんなゆったりした時間久しぶり。
出産以降、ゆっくり本を読む時間も取れなかった。
この一年、ずっと寝不足。
入院中は自由にいっぱい寝れるよ。
だけど、こんな自由な時間よりも。
ひーちゃんと一緒の眠たくても寝れない日々が恋しい。
離れて数時間でひーちゃん恋しくて泣ける。
グスグスと泣きながら、暇でゆったりとした時間が過ぎていく。
食事もできないので、本当に暇。
ここで問題が。
寝返りしたち、うっかり腕を大きめに動かしていると、点滴が漏れる。
痛みと共に青くなっていく腕。
ナースコールを押してきてもらい、点滴を差し替えてもらう。
私、昔から血管が細い。
2、3回と針を刺されるのは慣れている。
ですが。
「あれ?あれ?ほかの人呼んできます」
他の看護師さん到着。
「あれ?あれ?先生連れてきます」
ここで7回失敗。
腕が刺し傷だらけ。
手術室担当の先生が到着して、成功。
看護師さん達から拍手が上がる。
「先生、さすが!」
と褒め称えているが、痛みに耐えた私も褒めておくれ。
とても暇な3日間を過ごす。
大部屋だったので、同室のおばさま達とおしゃべりするようになった。
私以外はみんな癌患者。
「どこの病院にも断られて、ここだけが手術してくれる」
「毎年会社で健康診断を受けていたのに、見つからなかった」
など、色んなお話を聞く。
当たり前だけど、人それぞれに人生があって。
人それぞれに覚悟も違う。
でもみんな前向きに治療を頑張ろうという思いは一緒だった。
病気と向き合う気持ちについて考えた2週間の入院生活でした。
そして次回、手術当日。
手術のおかげで食べられるようになると、体重増えるよね💦運動するしかない!
去年の9/25の記事
今もトリートメントして乾燥と戦ってるよ!
いつも応援してくれてありがとうございます
ハイタッチしてくれるとうれしいです😆
いつもブックマークありがとうございます😊
なかなかお返事できませんが必ず読んでいます✨
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良かったら見てね。